2006年3月5日
「ランチ・フェローシップ・ミニストリー」
いわゆるアメリカのアメリカ人の教会で、お昼にランチのサービスがある教会というのには、まずお目にかかることはありません。ところが私が知っているアメリカ日系キリスト教会では、まずほとんど食事があります。いいえ、お昼だけでなく、夜の集会でもそういう場合が多いと思います。以前シーサイドに行っている時は夜でしたが、現地の婦人達が毎週、食事を準備してくれました。それも数人の食事ではなく、30-40人も、しかもカリフォルニアの星教会から行く者は殆どが高校生・大学生の食べ盛りの人達でしたから、準備も大変だったと思います。
私は近年日本の教会によく行きます。そして気がつきますが、大体の教会が、全教会でというわけではなくとも、ランチのサービスがある教会が多いように思います。けれども、日本の教会のばあいは、午後からも集会とか、各種委員会などがある場合が多いので、お昼を教会で食べられるほうが便利であるというきわめてプラクティカルな理由から、ランチがサービスされるケースが多いのではないかと思います。プラクティカルというなら、私たちのサンホゼにある教会の場合でしたら、近くに、マクドナルド、バーガーキング、ウェンディーズ、タコベルなど、ファーストフード店が幾つかありますから、例えば午後に役員会があっても、「ちょっとマック・ミール5つ、 to go で買ってきて」と言えば、誰かが買いに行けます。ですから、買ってきて食べたほうが余分な面倒がないように思います。しかし日本の場合は、都会の教会ならともかくちょっと地方の町なら、やはり教会でランチをサービスしたほうが便利のようですね。日本の人は、アメリカと比べるなら、まだそういうファースト・フードがランチ代わりになるという感覚は少ないように思います。
さてそこで、感じとして日本の教会の場合、少なくともランチに関して言うなら、教会で振舞われるランチは、便利さを狙ってのサービスという感じが強いように思います。私は、今申しましたように、アチコチの教会へ行きますから知っていますが、ウドン、親子どんぶり、カレー これがほぼ定番ですね。ほぼ一品で、エキストラの場合は、漬物がついていたりします。これで普通は300円から500円です。
少なくとも私が知っているアメリカの日系教会においての食事は、フェローシップの色彩が強いように思います。古い日系一世の時代には教会に来る日系人達も、礼拝を終えたら毎週親睦を深め、また色々な情報を交換したのかと思います。ですから、日本のように丼物をそそくさにかけこんで、午後の委員会に出るという感じではなく、ゆっくりと皆でランチをエンジョイします。従って、ランチのメニューも半端ではありません。私たちのような小さな教会でも、三品位というのは普通で、五品くらいつく場合もある、それに必ずデザートがつきます。ドリンクも、お茶だけでなく、ソフト・ドリンク、コーヒーもあります(インスタントではありません)。しかもカリフォルニアの星教会の場合は、これで2ドルです。これがビッグ・マック・ミールですと現在一人前5ドル40セントくらいですから、メチャお値打ちなのです。
ある学生さんが、「一週間で、このお昼だけがまともな食事が出来る時だ」と言ったのを覚えています。この節の男の学生さんは、自炊の出来る人が少ないみたいですね。日本ならスーパーにいけば、出来合いでも、少なくとも日本風のチンして食べるものがありますが、アメリカではそういうものを買うところが少ないのです。それで教会のランチを本当に楽しみにして来る人たちがいるのです。
もっともこのランチ・サービスのクレディットは妻・充江に帰せられるべきでしょう。彼女は、非常に優れたクックです。毎週、毎週よくもまあ、様々なメニューで楽しませてくれるものだと言う位、ランチ・フェローシップを賑わわせてくれます。ですからカリフォルニアの星教会の場合、このランチ・サービスは、単に食事の準備するという風に捉えるより、これは完全に伝道的・牧会的なミニストリーであると考えています。信徒の中に手伝う人がいることもあります。けれどもまず殆どが、妻が作る献立です。
ある日曜日、今私たちの教会には数人の子供がいますが、そのうちの一人、八歳になる男の子が、教会に入ってくるなり妻のところに来て、コソっと「充江先生、今日のランチのメニュー何?」と尋ねるのです。妻が、「ご飯とお吸い物、レモン・チキンとサラダ、キムチとマッシュポテト、それにデザートは、チーズ・ケーキ」と答えると、ニコっとして礼拝堂に向かいました。
カリフォルニアの星教会では、毎月その月の誕生会をします。誕生会には、特別なバースデイ・ケーキが出ます。このケーキは、教会員でその腕に長けた人がいて、ほぼ毎月、その教会員がステキなバースデイ・ケーキを作ってきます。因みに今月の誕生会は、来週3月12日で、3月の誕生者はキャロルの御主人のチャールズ君一人です。それで来週は、完全メキシカン料理のランチ・フェローシップです。チャールズ君はテキサス出身で、テキサスはメキシカン料理が非常にポピュラーで、彼はそれが大好きなのです。勿論、妻が腕を振るいます。これを読んでいる、サンホゼ界隈の皆さん、来週日曜のカリフォルニアの星教会の礼拝に来てみませんか?ランチ・フェローシップは12時半からです。あなたの教会の礼拝後に、このランチ・フェローシップだけを目当てに来てくださってもいいです。私たちの礼拝への初来会者は、ランチ・タダですが、ランチだけに来る人は2ドルは払ってください。