2006年10月29日
「カリフォルニアの星教会・後継者論」
私たちの団体の神学校(東京・駒込・中央聖書神学校)の学生の数が少ないのは慢性的です。近年素晴らしい図書館、チャペル、それに寮を新築して、環境は整ったのですが、どうにも入る学生が少ないようです。そして日本へ行って分かったことですが、最近は献身者がいても、日本の地方教会が必ずしも、献身者を中央聖書神学校に送らないケースが、かなりあるようです。確かに中央聖書学校の学問的レベルは、我々の時代よりかなり上がっているでしょう。来ている人達は、殆ど大学卒で、我々の時代のように、高卒がかなりいたということは、もうないようです。学問的レベルが高いので、尻込みする人もいると聞きました。しかし、何とか諸教会も、献身者を励まして、この学校へ生徒を送って欲しいと思います。また、この学校が、常に伝道者の養成学校という性格を失わないようにして欲しいと思います。
しかし、それは教団レベルの話であって、カリフォルニアの星教会の場合を考えてみたいと思います。カリフォルニアの星教会から、これまで誰一人として、本当の意味で献身して伝道者になった人はおりません。私にはこれが本当に悔しいことなのです。後継者の問題があるからです。アメリカには北米ホリネス教団という団体がありますが、ここから日本ホリネス教団の東京聖書学院に入った人はいますが、カリフォルニアの星教会から中央聖書神学校に進学した人はおりません。私は昔、自分が教会からサポートされて聖書学校で勉強できたので、本気で中央聖書神学校に行く人がいたら、身銭を削ってでもサポートする覚悟はあります。カリフォルニアの星教会も後継者について、考える時にきていると思います。
先日の北カリフォルニア日系教会リトリートに参加して、昨年サンロレンゾ・ホリネス教会に赴任してこられた島田先生とお話する機会がありました。島田先生の場合、留学中にこのサンロレンゾ・ホリネス教会で救われ、そして東村山の東京聖書学院で神学トレーニングを受け、千葉で何年か伝道牧会をし、それからサンロレンゾに呼ばれて参りました。北米ホリネス教団の日本人牧師の多くは、ホリネスの東京聖書学院出身です。私はこれは理想的だと思っております。ただ、日本アッセンブリー教団の場合、日本での伝道者が著しく不足していて、カリフォルニアの星教会にまで伝道者を送ってくれるということは考えにくいので、やはり自前で考えるべきだろうと思います。
カリフォルニアの星教会の場合、将来にわたっても日本人教会というアイデンティティーを決して失わないという、堅い信念を維持したいと思っております。そのためには、将来アメリカで高度な神学訓練をするとしても、基本的には日本の中央聖書神学校でまず最初の訓練を受けるのが一番良いと思っています。私も57歳、後継者への移譲で、問題になることが多いので、今から祈りながら、後継者を考えていかねばならないと思っています。
何故、献身して伝道者になる道に魅力がないのか、・・・・・ これはやはり召しがないというより、その仕事の大切さが分からないからだと思います。教える側(私)にも問題があるでしょう。福音伝道の魅力は、決して最近の若い人たちのかなりをとりこにするお金ではありません。しかし、そういうことが分かっていても、何人かは献身する人がいるのですから、献身する人たちは分かっているのでしょう。多くそういう人が輩出されることにこしたことはありませんが、とりあえず一人ほしいのです。
中央聖書神学校の場合、前は四年制で、高卒者が入ると、ここで四年やって卒業しても、日本の大学院入学には殆ど役に立ちませんが、アメリカに来るなら立派に BA(学士)ですから、そのまま大学院に進学できました。それで、子供がたくさんいて、それぞれを大学まで出すのが困難な家庭にはとても都合が良かったのですが、どうも今年から高卒も大卒も、昔のように3年制に戻ったようです。近年の中央聖書神学校は、先にも記したように、日本の一般大学を卒業してから来る人が多くなりました。さらに献身を表明していても、大学を卒業し社会で数年仕事をしてから入る人が多いようです。ですから入学者の多くはかなり年齢が高いです。しかし私の思いでは、将来のカリフォルニアの星教会の献身者には、もし献身を表明していたら高校卒業後、ただちに中央聖書神学校に入ってもらいたいと思います。世の中のアカに触れることが、そう大切だとは思いません。そして、そこでバチェラーの学位は取れなくても、とりあえず卒業してもらって伝道者として、アメリカに来てもらって、私と一緒にしばらく伝道しながらベサニー大などで、BAを完成してもらい、それから適当なセミナリーに進んでもらいたいと思います。
カリフォルニアの星教会は、この間、祈りと学資献金で、この学生を支えます。日本の既成教会の牧師の息子さんとか、そういう人はどちらかというと注意しようと思います。それはアメリカに来ても、しばらくすると「将来日本のお父さんの後を継がなければならない」と思うだろうからです(笑)。私たち夫婦のように、何にもそういう背景がない、日本で失うものは何もない、ここで生きていくしかない、アメリカの土になるという人が望ましいですね。
そういう若い伝道者は、やはり私たちのようにアメリカの永住権を取らざるを得ません。そして市民権も取るでしょう。そうして親が心配なら、親のほうをアメリカに呼べばいいのです。現在のそういう若い青年の親と言うのは、私たちより若い人ですから、子供の住むアメリカに来ることにそう違和感はないでしょう。その年代なら、野球が好き、ゴルフが好き、ロックが好き、ドライブ旅行が好きというような親が多いでしょうから、むしろ喜んで、子供が牧師をしているアメリカにやってくるでしょう。言葉のハンディーなんて、カリフォルニアのアーバン(大都市)地域なら、問題ありません。テレビも日本語放送が24時間見えます。新聞でも、朝日、読売、日経などは、同日に読め、宅配すらあります。それに牧師である息子夫婦は、英語はペラペラに違いないので、心配には及びません。
「ボロは着てても心は錦」というのは、日本では現実的ではありません。大体、例えば日本で10年落ちの10万キロ以上走った中古車になど、乗れるはずありません。人の目が気になるからです。しかし、この水前寺さんの歌は、アメリカでは真実です。この、人の目を気にしなくていいところが、アメリカはいい。だからアメリカでは、胃の悪い人は少ない。胃の薬は売れない。だって気を遣う必要がないから、胃が悪くなりようがないのです。
ともかく、カリフォルニアの星教会の内外を問わず、主イエス様に栄光のために、最初の日系ペンテコステ教会を、引っ張っていってくれる献身者はいませんか?
この文を読んだ方で、そういう青年を御存知の方は、お知らせください。