2006年12月10日
「しるし」
師走というのは、「師が走る」というのですから、普段ヒマな「師」でも走り回ると言うくらい忙しいという意味だと、昔だれかから聞きました。この「師」がどういうたぐいの「師」を示すのかは、人それぞれの解釈があるでしょう。私がそれを聞いたのは、小学生の頃でした。ただその後、私は牧師になりまして、とりあえず「師」がつく職に就きましたが、12月に師が走るという意味は、よく分かります。ただ、「普段ヒマな」というところは、私たちのような「貧乏ヒマなし」の者には、当てはまらないと思いますが。
このCalstar E-Mail Blessings も、今年もこれを入れないなら、あと三回です。この読み物は、コラムも説教も、私たちのHPで読むことが出来ます。www.calstarchristianchurch.org です。もう、こういう拙い説教と駄文をつ づって何年になるでしょう? これを本にすれば、一挙に何冊かの本が出来上がります。しかし、私がこれを続ける理由の大きな部分は、なるべく多くの方々に、カリフォルニアの星教会のことを、また我々のことを覚えていてほしい、祈ってほしい、また支援して欲しいからです。
とは言え、Calstar E-Mail Blessings で応答が来るのは、殆どありません。まず一方的に私がお配信するだけです。時々クリーン・ヒットで2-3通、「あれは面白かった」などと感想の書かれたメールが来ると、それは嬉しい。私の場合は、配信している量がかなりになるので、おそらくは、かなりのメールは、「即delete」かもしれません。それでも、「なるべく多くの方々に、覚えられていたい」と願って、配信し続けます。
先週は、インターネット・アクセスのない方々も含めて、クリスマス・カードを出しました。その作業があって、このCalstar E-Mail Blessingsの配信が遅れたのです。実は今朝のタイトル 「しるし」というのは、このクリスマス・カードに関してです。
日本では年末になりますと、どの家庭でも年賀状を出します。あれは安上がりで便利で、それでいて気が利いています。コタツに入って、ミカンを食べながら「あの人はどうしているだろうな」などと考えながら、読むのは、まったく風情があります。普段郵便など使わない人々も、これを送るでしょう。メール年賀状というのは、まだまだプラス・アルファという感じだと思います。「お前は、年賀状もよこさなくなったね」と言われれば、随分関係が薄くなったことを嘆いていることになるでしょう。私たちは、毎年大体350枚位の量のクリスマス・カードを配送します。そう取り立てて多いほうだとは思いませんが、ポイントはここです。
日本では、例えば350枚年賀状を出せば、少なくともその半分位の年賀状を、自分の方でも受け取るのではないでしょうか。ある人たちは、殆ど同数、あるいはむしろ出した数より多く受け取る人もありましょう。私たちが出す、年に一度の(私たちの場合、大体夏にも暑中見舞い的に、「総員出し」をやりますが)クリスマス・カードは、その90%くらいまでが日本向けです。けれども、それに対して年賀状の来る率は、毎年10通以下なのです。必ずしも私たちが忘れられているのではないと思います。おそらくその理由のひとつは「20円の差」なのです。日本国内の年賀状は50円、それを海外にいる私たちに出そうとすると70円ですから、プラス20円の切手を貼らねばならないのです。「航空便Airmail」とも書かねばならない。これが面倒で、隔たりになるのでしょう。さらに、横文字で名前や住所を書くのが苦手という人もおりますから、これも隔たりです。しかし、こういう隔たりを埋めて、覚えられているという「しるし」を期待して、私たちはクリスマス・カードを送ります。
私たちの年代は、「団塊の世代」で、来年から順に退職が始まります。もうすでに窓際の人達もいるでしょう。人間というものは、忘れられるということは辛いものです。もし私が日本で伝道していれば、どれだけ目立たない伝道をしていても、350枚年賀状を出せば、200枚くらいは受け取るでしょう。太平洋の隔たりは、まだ大きいのです。勿論家族・親類縁者にも出しますが、彼らからも年賀状を受け取ったことはありません。「いつももらうばっかりで、出せなくて悪いネエ」と彼らは言います。
イザヤ書には「女がその乳のみ子を忘れて、その腹の子を、あわれまないようなことがあろうか。たとい彼らが忘れるようなことがあっても、わたしは、あなたを忘れることはない(49:15)」とあります。主に覚えられているということは信じていますが、あなたにも覚えていて欲しいのです。ハイ、あなたは覚えていてくださるでしょう。けれども、「しるし」があるともっと安心します。もし、このCalstar
E-mail Blessings を読んでいる方で、私どものクリスマス・カードが届かない方がありましたら、それは何かのアクシデントか、あるいは私たちがあなたのE-メール・アドレスしか知らないという理由です。Physical
address を教えてくだ されば、カードを送ります。
カードを受け取ってくださった方たちで、まだ年賀状の余分がありましたら、どうそ「覚えて祈っています」という「しるし」のために、今シーズンはエキストラの20円の切手を貼って、私たちにも年賀状を頂けたら幸いです。もちろん、「しるし」の献金を含めてくださるなら、尚、感謝です。