2007年1月7日
「新春の思い」
昨年の流行語大賞のひとつは「品格」ですが、残念ながら、若い人たちの中には、この語の出所については知らない人が多いのではないかと思います。理由は、近年の若い人は、ネットのサーフや、ゲームについては時間を費やすのですが、本を読まなくなったからだと思います。もっとも、ネット・サーフィンでもそこで何かじっくり読むに値するものなら別ですが、アダルト・サイトの閲覧、箸にも棒にもかからぬチャット、時間つぶしのゲーム、・・・そういうインターネットの使い方では、・・・・・本を読む・・・・という価値には、とても及ばないだろうと思います。
私は本を読むだけでなく、インターネットも使いますが、時間をかけるのはじっくり読めるものです。日本の新聞では、産経、朝日、読売、毎日、日経、赤旗などの社説を読みます。産経が最初なのは、この新聞の場合、赤旗以外のすべての新聞の社説と比べられるようになっているからです。アメリカにいても、こういった日本の社説が一挙に読めるのは、本当にありがたいです。この正月から産経の論説欄に、さまざまな方々の「・・・・への年賀状」という特集がありました。その中に出てきたのが、お茶の水大教授の藤原正彦先生で、この方こそ、実は例の「品格」と」いう言葉を流行らせた張本人なのです。
彼の『国家の品格』という本は、昨年百xx万部も売れた超ベストセラーですが、それは日本と言う国が、近年実に教育ということに悩んでいたからだというところに原因があったのではないかと思います。そして日本が、もう一度日本を取り戻すために、論理より情を、実利より品格を取り戻せという観点から、この本は書かれているように思います。
さてその藤原先生が、この正月の「年賀状特集」で、『若い君への年賀状』という青年に対する年賀状を書いています。私は、この藤原先生の『国家の品格』の中の、ある論調には、同意できない部分がありましたが、この『若い君への年賀状』には、概ね同意できます。
彼は、現代の若者達の荒みに荒んだ問題、またそういう若者達を取り巻く厳しい現状をとりあげていますが、その解決策の一つとして、≪テレビ消し読書しよう≫と言っています。 私はこれは本当によいアイデアだと思います。この場合の読書というのは、柔らかい本ではなく、多少堅い本の意味です。クリスチャンである私たちは、聖書を読もうということは、言うまでもありません。
アメリカは現在屋根の無アンテナ化が進んでいます。新しいサブディビジョンでは、美観を損なうということから屋根にアンテナを上げることが禁止されています。つまりケーブルを入れる以外にありません。けれどもこのケーブルたるや、日本とは比べ物にならないくらいステーションが多い。そんなに観られるはずがありません。そしてその多くの番組は、「スカッと爽やかコカコーラ的」、つまりのど元を過ぎたらもう何ものこらないようなものばかりです。娯楽が不必要だとは申しませんが、「コカコーラの飲みすぎは健康的ではない」ということは、日本の人たちが一番よく知っているはずです。
テレビを消すことは、今日多くの家庭で失われている夫婦の、また親子の会話のチャンスを与えます。本を読むことは、考えさせます。本から得る知識は、感動は、残ります。(ただ、どういう本を読むかは、考える必要があります。)
藤原先生は、「若い君達への年賀状」を、以下のように結びます。
「テレビを消して読書に向かうことです。日本の生んだ物語、名作、詩歌などに触れ、独自の文化や芸術に接することです。人類の栄光といってよい上質な文化を生んできた先人や国に対して、敬意と誇りが湧いてくるはずです。君たちの父母や祖父母の果たせなかった、珠玉のような国家の再生は、君たちの双肩にかかっているのです。」
信仰者であるあなたには、是非、これらの名作を読む前に、聖書に向かっていただきたいと思います。つまりノホホンとテレビなど観ている時間はなくなりますね。このあたりから、あなたの生活が、日本の将来が変わってくると思います。
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