2007年7月8日
などと書くと、「何のこと?」と思われるかもしれません。この種のものは、説教と言えるかどうか、・・・・とにかくどうであれ、メッセージと言う点では、メッセージでしょう。ただこの種の説教は、初心者向きではないでしょう。ですから、初心者の方は、飛ばしてもらっていいです。
書かれた説教を読むのは、聞く説教が、聞き損ねて、メッセージの大切な部分が分からなかったと言うことがあるのに比し、メッセージの詳細について確かめられるので、良いとういう利点があります。ただ書かれた説教は、そういう点でよいとしても、語られた説教を聞くよりは、感じ方が弱いだろうと思います。
これは書かれた説教であって、語られた説教ではありません。この説教は、カリフォルニアの星教会の高壇からは、語られておりませんし、私は、この種の説教を、おそらくどこの高壇からも、語ることはないと思います。
ただ、書かれた説教ですから、かなりストレートに、お話できます。ですから、とても高壇では話せないような内容も、お伝えできると思います。この説教が、高壇から聞く説教の、何分の一かでも、あなたにとってのインパクトを持ちますように期待します。
『聖い結婚を』
すべての人は、結婚を重んずべきである。また寝床を汚してはならない。神は、不品
行な者や姦淫をする者をさばかれる。ヘブル書13:4
私も歳を取りました。58歳になると、最近のショービジネスの世界は、かなりの人達については分かりません。ただ60年代のことなら、今でも大体誰でもわかります。
先日のニュースで、元モー娘のリーダーの飯田圭織さんが、結婚、すでに妊娠ということを知りました。お相手は元バンド・ボーカルのケンジさんとかいう方らしいのですが、ニュースによれば、この方の前にも、辻希美(20)さんというやはりモー娘の方が、妊娠して入籍結婚だったそうです。それは家内が知っていました。芸能紙でなく、一般新聞に掲載されていたのですから、この辻希美さんも、飯田圭織さんという方も、相当知られた方だったのでしょう。
私たちの教会には、これまで若い留学生が来ていましたから、それなりに私もモー娘という人達を知っておりましたが、彼らが最初「モームス」と言った時には、牛のグループかと思いました。 ポイントは、この辻希美さんや、飯田圭織さんが入籍結婚なさったことは、おめでたいことですが、すでに妊娠しているということ、またその事実に対して、昨今では、ほとんど違和感なしに受け入れられているという現状を憂うのです。
いわゆる「出来ちゃった婚」と言うのでしょうか、このパターンの結婚が最近随分多くなりました。私は芸能記者ではありませんから、いちいちどのカップルがどうだったかということは覚えておりませんが、とにかく一昔前には考えられないような数だろうとは思います。世の中の人達も、「あら、すでにおなかに赤ちゃんが? それはダブルでおめでとうございます」と、殆ど問題なく受け入れられているのが、現代のような気がします。しかしキリスト者は、信仰と生活の基盤を聖書に置くはずです。敬虔なキリスト者は、聖書的な結婚と、聖書的な家庭を持つプロセスを踏襲するはずです。この今日的な、最初に性的関係を持って、その結果妊娠して、それから結婚するというパターンが、果たして妥当かどうかを考えたいのです。
聖書は、「すべての人は、結婚を重んずべきである。また寝床を汚してはならない。神は、不品行な者や姦淫をする者をさばかれる」と教えます。 この「結婚を重んずべきである」の意味は、「必ず結婚せよ」という意味ではありません、「結婚するならば、秩序をもって、神の前に受け入れられる正しい結婚をしなさい」というくらいの意味でありましょう。
今日の日本のように、法律があって、入籍すれば結婚したというのは、この世の神のない人達の結婚です。現在の日本やアメリカの状況では、結婚式が出来ないということはまずないでしょう。お金を沢山使える人は使えばよいのです。しかし何も何百万円、何千万円もかけた華やかな結婚式でなくてもよいのです。結婚は「この二人が、夫婦となった」ということを公に人々に知らせる意味もあります。キリスト者の場合は、神と人の前に結婚の誓約をし、神と人の前に夫婦となったことを公に報せ、喜びます。明治以前なら、ことに貧しいお百姓さんたちなどは、民法だの、当時は戸籍などは無かったでしょうから、入籍による結婚などというものはなかったのです。しかし、それなりに、公に夫婦となったことは知らされたでしょう。
キリスト者にとって結婚とは、神と人との前に、結婚の誓約をし、父と子と聖霊の名によって夫婦と宣言されることの方が、籍を入れることより重要です。しかし、キリスト者はこの世の秩序を尊重する者として、法律に従って、きちんと籍も入れるのです。
我が家のルークのお相手は、韓国の方です。韓国の方は、今でもきちんと仕事のない人は、ヴィザが取れないそうです。彼女は台湾では留学生でしたから、仕事がありませんでした。台湾から一月に一時入国の形で日本に来て、三月に日本から韓国に向かう時、日本へ再入国を容易にするために、日本で彼らは入籍しました。4月に息子が韓国に行った際に、韓国でも籍を入れて、この世の人たちの考え方では、日本でも韓国でも認められる夫婦になりました。こうして5月になって、嫁は結婚式のために、ヴィザを取って日本に来ることが出来たのです。結婚式の一週間前に来ましたが、彼らは結婚式が終わるまで、決して同じ屋根の下で寝ることはありませんでした。キリスト者の結婚は、入籍でokではないのです。
アメリカ合衆国では、日本のように入籍で結婚などというシステムはありません。必ず牧師、神父、僧侶、ラビ、といった宗教的指導者、あるいは宗教がきらいなら、公認の結婚司式者にお願いして、どんな形であれ、結婚式を挙げ、二人が夫婦であることを、公に宣言されなければなりません。そしてそういう司式者から、サインをもらうのです。
私も数は多くはありませんが、アメリカにおいて結婚式の司式しました。私のサインがなければ、その結婚は有効にならないのです。つまり結婚した当人たちは、カウンティー・オフィスで結婚証明書が取れないのです。結婚証明書が取れなければ、夫婦であるとは認められないのです。
ですから、日本の入籍で結婚というのは、すくなくともキリスト者の間では詭弁だと受け取るべきです。入籍で結婚だとして、一緒に寝るのは、「寝床を汚してはならない」を犯すことになります。もっとも、この節では、入籍もしないで、寝る人が沢山いますから、それは「不品行な者や姦淫をする者」であり、「神は、…・さばかれる」ということを知るべきです。
さてそれでは、もうすでにそういう形で結婚し、赤ちゃんをもった方たちにはどうするべきでしょう。私は、申し上げるでしょう、「今の結婚を大切にしなさいよ。生まれてきた赤ちゃんを大切に、信仰深く、聖く歩むように育てなさいよ」と。そして主のお言葉で励ますでしょう、「わたしもあなたを罪に定めない。行きなさい。今からは決して罪を犯してはなりません(ヨハネ8:11)」と。
結婚前の性交渉は、今日のような状況下では、まず殆どの場合、不当でありましょう。その後、先のモー娘のお二人さんのように、入籍結婚であれ、形として結婚できた人たちは、それなりによいでしょうが、多くはそうならず、別れたり、中絶したりします。そうして、さらに罪に罪を重ねます。
聖書で、こういう風潮を是認しているところはありません。むしろノアの時や、ソドム・ゴモラの時のように、それは世の終わりの前兆です。私たちは、パウロの言った「この世と調子を合わせてはいけません。いや、むしろ、神のみこころは何か、すなわち、何が良いことで、神に受け入れられ、完全であるのかをわきまえ知るために、心の一新によって自分を変えなさい(ローマ12:2)」を思い起こすべきです。
あなたが、出来ちゃった婚で、子供を持ったのなら、「あら、だれでもやってるじゃない。私たちなんか、出来ちゃった婚で、ケッコー上手くいってるわよ」などと、それを吹聴すべきではないでしょう。「神が私たちに与えてくださったものは、…..慎みの霊です(2 テモテ1:7)」とあります。
最後に、もう一度申し上げます。婚前交渉、出来ちゃった婚、こういう行為は、姦淫、不品行です。必ず主は裁かれるでしょう。この世の流れに、流されるのではなく、聖書の基準に従って、聖い結婚をすべきです。入籍だけでの結婚が有効なのではありません。それはこの世の人達の、この世の法律の上だけの結婚です。この世の法律が完全なわけがありません。活ける真の神の前に、きちんと誓約し、神と人との前で、夫婦と宣言されることが不可欠です。派手か地味かは問題ではありません。キリスト者は、必ずそういう結婚をしましょう。もし、あなたが出来ちゃった婚から、イエス様の所に来たのでしたら、主のお言葉を繰り返します、「わたしもあなたを罪に定めない。行きなさい。今からは決して罪を犯してはなりません(ヨハネ8:11)」と。
今、結婚もしていないで、同棲中の方は、その生活を、もう一度考えてください。聖書的に見るなら、それは不法、姦淫、不品行です。一緒になりたいのなら、きちんと結婚すべきです。