大川従道先生

 「インターネットなどという浮世の道具は使わない」という方や、「HCC 問題って何ですか?」と、ご存知ない方には、当然のことながらお分かりになら ないでしょうが、私が雑誌『ハーザー』に、ハレルヤ・コミュニティー・チャー チのの榊山牧師の暴力・セクハラ問題を実名で取り上げたものですから、どうも その方面ですっかり有名になってしまった観があります。   
 実は、五月の判決の結果は、時効で損害賠償は棄却されましたが、榊山牧師 の暴力・セクハラは認定されました。しかし、この程度では榊山師を辞任に追い 込むことは無理で、現在は法廷外でのバトルになっています。   

 このHCCに問題があることが明るみに出だした頃、大和カルバリー・チャ ペルの大川師が、HCC榊山師サイドと親しくお交わりを始めたので、被害者が 被害の状況を大川師に知らせたのですが、こともあろうに大川師はその情報を榊 山師サイドにリークしてしまいました。(これは裁判で、榊山師がそんな重要な 問題とは知らずに証言している。大川師には、いい迷惑な証言でした。またこれ は多分に、大川牧師の守秘義務違反です。)   

 以下は、このHCC問題を詳細かつ厳しく追及し続けている、日本基督教団 吉祥寺教会の杉本氏のブログから…(彼の文は、誰であっても全て敬称を省略す るのを原則としています。)  

 HCC榊山清志の被害者らが大川に相談した内容、資料を大川がそのままその加 害者である榊山に転送したこと、それを榊山が裁判で証言したことがこのブログ で紹介され異例の大反響を呼んだ。その後、この大川と親交があるアッセンブリ ーズ・オブ・ゴッド教団、カリフォルニアの星教会牧師の石原正治(現在は米国 籍、アブラハム石原)が大川に直接働きかけ榊山との絶縁を迫ったが、大川はこ れを拒んだ。これを受けてさらに石原のブログで大川が実名で非難され(現在は 大川の名は削除されている)、大川に対して石原がファクスで最後通告を送付。 奇しくも大川は今秋、石原の地元であるカリフォルニアに渡米予定だった。大川 が明確に榊山と絶縁宣言をしない限りこの講師招致も再考するよう行動をとる、 月刊ハーザー誌(マルコーシュ社)へ実名で投稿記事の執筆を行うと最大級の強 い態度で石原が大川へ決断を迫った結果、大川もついに榊山と袂を分かつよう考 えを変えたようだ。大物牧師、大川の問題が注目されるきっかけになったこのブ ログも、このところアクセス数が3倍以上に跳ね上がり多くの関心に驚かされた 。   私は、確かに「大物牧師」、大川氏に直接電話とファックスで連絡しました が、杉本氏の言われるような「最後通告」とか、「大川が明確に榊山と絶縁宣言 をしない限りこの講師招致も再考するよう行動をとる、月刊ハーザー誌(マルコ ーシュ社)へ実名で投稿記事の執筆を行うと最大級の強い態度で石原が大川へ決 断を迫った」というようなつもりはなかったのですが、どうも結果的にそうなっ てしまったようです。そして、大和カルバリー・チャペルは、自分達のサイトに 「ハレルヤコミュニティーチャーチ(HCC)との関係に関する見解、私(大川従道 )と私たちの群れ(大和カルバリーチャペル)とは、今後決してハレルヤコミュ ニティーチャーチ(現在ライブチャーチ)榊山清志氏と関わらないことを宣言し ます。また、「ゆうきの会」の方々へはご迷惑をお掛けしたことを謝罪致します 」という宣言を、アップするに至りました。   ただ大川師と、大和カルバリー・チャペルが、こういう宣言をアップしたこ とで、複雑な思いでいる人もかなりいるようです。「杉本氏に散々書かれ、私に 直接言われて、仕方なく保身のため、騒ぎを早く収拾するためにやった」と感じ ている人がいるのです。   

 例えば、沖縄のJJさんは、杉本氏のブログのコメント欄で以下のように言 います。   

 この謝罪もすぎもと様やAbe先生をはじめとして,直接間接的に働きを続けた 方々の成果だと思います.誰かが言っていた5年後には,このHCCの事件が日本の 教界を浄める為に重要な役割をになった,あの大きな痛みは決して無駄ではなか ったと認識される事でしょう。ただ,私はやはり万々歳という気がしません。Abe 先生には私の職業も含めてメールで自己紹介しましたが私も職掌柄,多くの個人 情報に接します。もし私の過失により情報が漏れたとしても(ファイルを置き忘 れて盗難される等),地元で報道され厳重注意を受けるでしょう。ましてや意図 的に情報を相対する利害関係者にもらしたら,たとえ時効であっても全国紙に実 名で報道され免職処分は免れないでしょう。たとえ私が心より反省し,関係者に はご迷惑をおかけしたと謝罪しても全く当然の事であり,大英断だとほめてくれ る同僚はまずいません。謝罪や反省は全くもって当たり前です。また,あの一文 だけですと,誰の何がどう悪かったのか,ご迷惑とは何かわかりません。ゆうき の会の関係者ではない私が言うのは大変おこがましいのは重々承知しております が,沖縄のカルト化教会に関して沖縄の牧師会がとったあいまいな態度と同じも のを感じた為,少々敏感になっています。大川氏が被害者に心を痛めて謝罪して いるのか,自分の尻に火がつきそうだから謝罪しているのかあの文章では判断で きないのです。もし前者だとすると,3年前に何の同情心も愛も示さなかった人が ,騒がれてから急に愛があふれてきた理由に興味があります.もちろん,大川氏 の方でゆうきの会に直接連絡をとり,被害者側がもう大川氏の誠意は十分伝わり ました,といった話が既になされているのでしたら話は別ですが.すぎもと氏が 言われる様に,彼がこれからどのように犯した間違いを償うのかに全てはかかっ ていると思います。   

 私は、大川師と大和カルバリー・チャペルが、ああいう宣言をアップしたこ とを喜びました。そして自分のブログで、以下のようにしるしました。   

 私は牧師ですから、善に対しては行動を励ますことを本分としています。例 えば、我々のような福音派の教会では、「イエス様を信じる人は手を挙げてくだ さい」と、チャレンジします。この時、手を上げた人に対して、「あれはその時 のムードだから、あれで信仰を持ったとは言えない」とクールに対処する人もい ましょう。しかし、私の場合は、「良かったですねえ。本当に良かった。イエス 様が来てくださったのですよ」と、大喜びして行動を励ますタイプです。 大川先生は、屈して(遜って)ああいう風に、宣言なさったのです。今後は、そ の行動を励まそうと思います。   

 日本から伝わるニュースでは、大和カルバリー。チャペルは1200人会員と言 われていますし、この秋の北カリフォルニア日系教会の修養会の講師として来米 する大川師の紹介文には、1600人と書いてありました。そういうポピュラーな牧 師に、たかだか20人そこそこの会員の教会の名もない牧師が、しかも大川師より 年下の者が、物言う資格は「普通は」ありません。そして多くの、そういう「大 教会」の牧師は、あるいは「年上の」牧師は、「格下」の牧師や、「若輩」者の 話に、「屈する(遜る)」ことは稀です。しかし、大川師は、その内実はどうで あれ、それをしたのです。それを喜んだのです。   

 私の場合は、もうアメリカで27年も過ごしております。アメリカはオバマな どという、これまで全く無印の者が大統領にさえなれる位置につけるお国柄です 。ですから、「格」とか「年齢」には、あんまりこだわらないのです。大川師に は、これからを期待したいと思います。期待が外れたら、またその時、批判すれ ばよいと考えています。  

 

2008年6月29日